虚実とは何か まとめ
まとめ
「補した後に瀉す」のが東洋医学の一般原則で
「虚にエネルギーを補った後に実のエネルギーを解消する」方法となるが
「虚実」の場所を知ると「補瀉」を同時に行うことが可能となる。
このように「虚実」理論を元にすると
治療法もバリエーションに富み
シンプルかつ短時間で苦痛を解消しうることに繋がる。
「補瀉」反応の活用は、
エネルギー的視点に立つ時、
必要不可欠になるのでこの原理を是非覚えてもらいたい。





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虚実とは何か 治療例 オスグッド病
治療例 オスグッド病
「移動セラピー」の適用例にオスグッド病がある。
14歳女子、中学2年生。
運動会まじかに控えた頃、走れないので診て欲しいとのことで来院。
医療機関で「オスグッド病」と診断された由。
膝の下の骨•脛骨結節が腫れている。
エネルギー的に診ると。
冷えが腰部から下肢の骨に至り、逆流して仙骨に溜まった後、
下腹部を経て大腿骨に下降し脛骨結節に溜まり熱を帯びると
「オスグッド病」になると診ている。
この場合の「実」は脛骨結節で「虚」は外踝の下の足底の縁に当たる。

双方のエリアに五本の指先を囲むようにして置き
「引く」ようにして「虚実」の流通を促すようにすると
脛骨結節の腫れがひけてくる。
所要時間約15分。一回目でも楽になったと喜ばれ、
二回の施術後には運動会で楽に走れたとの連絡があった。
「虚実」双方のエリアを特定できると短時間で痛みを解消できる。
「オスグッド-シュラッター病(0SD)は
1903年に「発育期の活発な子供の膝に発生する外傷性の良性障害で、
膝蓋腱の牽引力による脛骨粗面の剥離であると報告されて以来、
日常診療においてしばしば遭遇する疾患」とされる。
運動ストレスが原因とされ、
治療期間も月単位の期間になるようだ。進行すると手術を要する由。
次回続く




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虚実とは何か 自然の法則
自然の法則
カラダの中に生じる病邪は、
生命エネルギーを阻害することで病を起こすが、
必ず「虚と実」という同時反応を起こす。
そのパターンは「虚虚」であったり
「実実」であったりバリエーションに富むが
基本は「虚実」反応として現れる。
「虚実」というのは、
エリア内のエネルギーバランスの偏りであり
密度の差によって生じるとも言えるから、
片方を正すともう一方も同時に移動が行われ平均化する性質を持つ。
エリア内がエネルギー一定の法則に
維持されている時のバランス調整と考えて良いだろう。
「虚実」を解消すると健康になる。
故にエネルギー的視点に立つ治療法の基本であり大原則となる。

施術例 移動セラピー
「虚と実」反応を
同時に解消する治療法があり「移動セラピー」という。
通常「虚」にエネルギーを補給すると
「実」の方のエネルギーも減少し均衡が保たれるのだが、
その間に様々な要因が介在すると
ストレートに移動が行われないケースも多々ある。
「虚」のエリアと「実」のエリアを同時に
双方から移動すれば時間と効果が短縮できる。
「虚」に対してエネルギーを補給し
「実」の方からエネルギーの減少を同時にさせる。
それには「引く」の動作をした両手を使い
「虚」のエリアと「実」のエリアの双方から
同時に行うことによって可能となる。
双方の偏ったエネルギーを均等にすると、
不調和が解消され、
その結果健康を促すエネルギーが相互に流通するからである。
次回続く




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虚実とは何か 癒治の原則
何かシリーズの今回は虚実についてです。
以下の内容で順次お知らせしていきます。
ご興味のあるかた・・お楽しみに。
1 癒治の原則
2 自然の法則
3 治療例 オスグッド病
4 まとめ

癒治の原則
虚実とは、カラダの中での病邪(冷え、風邪、意識などのエネルギー)
によって生じるエネルギー(気)の二分離化した状態を表す概念である。
虚はエネルギーが希薄になった状態で、
実とはエネルギーが凝縮した状態を言う。
相反する「虚」と「実」の反応は同時におきる。
「虚」を補うと「実」も同時に減少し「実」を減少させると
「虚」にはエネルギーが補充される性質を持つ。
エネルギー的視点に立つ治療は
「虚実」を解消することで病を治すのを大原則とする。
次回続く




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