冷えとは何か 症例 浮腫み
症例1 浮腫み
身近な症例をご紹介すると、足の浮腫みがある。
これも冷えが原因となる。
32歳女性。慢性的な疲労と足の浮腫みが気になるとのことで来院。
皮膚を押すと中々もとに戻らない。
靴下のあとも残っていて弾力性が失われている。
このようなケースは、腎と脾に入った冷えが原因として治療している。
腎の冷えの出口となる内外踝の骨の先端と
脾の出口となる足底の骨から冷えを抜き取り、
下腹部の冷えを処理する治療を行うこと
二回で足の浮腫みは解消した。
足首がスッキリして浮腫みがとれたといって喜ばれた。

「浮腫(ふしゅ)とは、
顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れる症候。
浮腫み(むくみ)ともいう」とされ原因は様々ある。
心疾患、肝疾患、腎疾患、内分泌疾患などからくるものもあり、
ガンでも浮腫みが生じる。これらに共通する点は、冷えが関わっており、
冷えの濃度も高くなり、
「冷気」「強冷気」「深冷気」「粘冷気」が複合して生じると診ている。




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冷えの種類・・その2 冷えは、増大するごとに移動する。
冷えというエネルギーは、増大するごとに移動し、
骨が吸収する形をとって内蔵などに侵入するのを防ぐが、
吸収しきれなくなると冷えも性質を変えて、
強力になり温度も低下し濃度もまして骨の髄、
内蔵などにも浸潤する。
このように冷えが強力になりながら
移動することによって様々な病が発生していく。
このプロセスを理解しておくと、
関連性のある一連の流れとして理解出来るので、
病を細分化•分類化して把握する必要がなくなる。

故に診断もシンプルになり、病をトータルに掴むことができ、
難易度なども分かりやすくなる。
合併症など複雑化した症状でも関連性が分かるので
治療•施術の仕方も明瞭になり、
エネルギー的診方のトレーニングを積むと
誰でもが容易に臨床に参加し得る。




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冷えの種類・・冷気、強冷気、深冷気の三種類
冷えは大まかに言って三種類あって三層に分かれて存在する。
各層ごとに質量というか、マイナスの温度差があるといったら良いのか、
性質が異なる感じで存在する。
これらの冷えというエネルギーが
生命エネルギーを阻害する要因となって病を生じさせる。
エネルギー的な診方と臨床を重ねる内にこのような結論に至った。
三種類の冷えを冷蔵庫、冷凍庫、ドライアイスとして例えると分かりやすい。
冷蔵庫を開けると「ヒャー」と感じるが
その感じの冷えを「冷気」とした。
氷を入れてある冷蔵庫はより冷えが強くなる。
その冷えを「強冷気」とし、それより冷え化したもの、
ドライアイスのような感じのものを「深冷気」と名付けて分類した。
冷えをエネルギーとして観ることが最も重要で、
単に冷え症だけの原因と考えるのではなく
様々な病を生じさせる主要な要因と観れるか否かによって
まるっきり違った診方が生まれる。

真の意味で「冷えは万病のもと」である。
冷えの濃度、マイナスの温度差からエネルギーの性質をみることは大切で、
その視点から冷えを三種類に分けた。
冷気化したエネルギー、強冷気化したエネルギー、
深冷気化したエネルギーとして捉え、
カラダの内部のどこに存在するのかで疾病状態を診る。
冷えは、恥骨よりお臍側の上あたりに発生し、
主に脾肉内にある時は「冷気」の性質をとる。
下腹部内に滞留すると下痢や腰痛の元となる。
骨は冷えを吸収する性質をもち、骨内に留まると熱を生じさせる。
このように変化すると「強冷気」となり炎症の原因となる。
触診すると熱感があるので分かりやすい。
骨の中心•髄にまで浸潤すると「深冷気」と変化する。
触診しても熱感がなく、痛みの場所がわかりずらい。
いわゆる「疼痛」で「神経痛」に分類されることが多い。
ガンなども「深冷気」が原因と観ている。
冷えは、凍らせる、固める•凝固作用があるので
内蔵などをガン化するのだと確定した。
明日に続く




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炎症系と冷症系の痛みについて
冷えが骨にたまって、骨に熱がでると
骨に熱気がでて、それが原因で痛みがでます。
これを炎症系の痛みとしましたが、
それより深いところにはいった冷え=内臓に入った冷えは、
より冷えが強くなって体の中に塊をつくる性質をもちます。
このような冷えは、骨に滞留しますと
骨に熱気が出るのではなくて、冷えたままで骨に溜まります。
そうすると痛みも炎症系でなくて、冷症系として痛みがでる感じです。
骨に熱気がたまるのでなくて
冷えの強い冷えが骨に溜まるという感じです。
この冷えを冷熱=硬気と名付けました。

硬気を処理するには、
パワーストーンの内、スギライトが適していることが分かりました。
アンモナイトにスギライトとエステラボーンをのせ
セラピーします。
そうしますと効果が良いです。
この方法も難病系の病に効果が出ますので、
新しい方法としてとりいれることにしました。
ご希望の方お申し出ください。




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冷えの進み方について・・9
第七章 冷えのレベル6
お臍の左側脇に冷えのタンクが形成され、
次の移動先は、お臍の下、陰交というツボの奥にいきます。
このところに冷えが固まりシコリを作ります。
押すと痛がります。
シコリの硬さによって冷えの難易度がわかるので、
このツボを冷えの進展具合を計る一つのポイントとします。
陰交のツボの奥から、次は、
足の方に下降するようになります。
この時は、直接骨に中に移動します。
お臍の横、指3本分外方にあるツボ、
大横(だいおう)と現れてから下肢の骨に下降するプロセスを通ります。
大腿骨から、膝にいき、足首、足の甲などに流れていきます。
どの場所に行き、冷えが留まるかによって、
ざまざまな病気や症状が出てくることになります。
まずポイントは、
膝に溜まった時です。膝周辺のどこかによって、
症状は全く違うところに影響を与えます。
膝に溜まった冷えは、体の上に上昇していく傾向があり、
この場合の冷えというエネルギーは、
骨をも曲げるほどのパワーをもって上昇する
ということを認識する必要があります。
下降したエネルギーが反転して上昇に向かうのです。
反転先は、背骨、頭骨、とくに側頭骨などです。




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