脾臓の「脾」の役割に移りますと・・
「心」と「肺」について説明しましたが、
今日は、「脾」についてのお話です。
一昨日、昨日の続きです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
脾臓の「脾」の役割に移りますと・・
「脾」というのは、
地球でできた食べ物を取り入れるところで、
胃で吸収したものをカラダ全体に生命エネルギーを分配して肉体そのものを養う。
これは、お分かりだと思いますが、知恵を出すところでもあるんです。
知恵を出す時に、
エネルギーをサポートする発電所・エネルギーセンターの役割をもっています。
西洋医学の知識ですと、
脾臓といいますと、血流との関係を見ていますが、
肉体上の役割だけでなくて、頭脳の働きや感情との関連性からでも、
五臓のエネルギーセンターが受け持っていると考えます。
頭脳の働きをサポートしているのが「脾」という発電所・エネルギーセンターで、
これによって精神的な知恵が生ずると考えます。
反対に「脾」が弱まると頭の働きがにぶり、アイディアがわかなくなります。
このような東洋医学の智慧は、臨床上とても役立ちまして、
生きた人間をトータルに診るのにとてもベリーグッドです。
肉体と身体全体のエネルギー、それと頭、知恵をもつかさどっているとみます。
もう一つ別のサイドから「脾の働き」をみますと、
これが病を癒すのに大切なポイントで、
「脾」が弱るとカラダを覆うエネルギー膜が弱くなって風邪が入りやすくなります。
これは、どういうことかといいますと、
カラダを覆うエネルギー膜のことを東洋医学では、
大きな意味で「衛気」といいます。「衛(まも)る気」すなわち、
カラダをガードしていることから「ガードエネルギー」ともいいます。
「ガードエネルギー」が弱まって、
身の回りでそよぐ風がカラダの中に侵入して、
生体エネルギーの流れを妨げると、風邪になります。
風が風邪に変化する訳ですが、
この解釈が現代人には、とても理解がしづらいようです。

風邪を解明すると「ノーベル賞」ものだと言われていますが、
風邪の原因は、東洋医学では、5000年の前から明確に定義しています。
この話を聴くと「エェェェェェェ」とあなたは思われたかもしれませんね。
風邪の原因は、ウイルスじゃないの!!と・・・。
カラダが弱って、風が入って、
生体エネルギーの流れが阻害された結果としての生理反応として風邪が生じて、
この結果肉体上にウイルスが発生すると考えると分かりやすいです。
肉体に入った風邪を処理しますと、
生体エネルギーが流れますから、そうしますと
当然ウイルスが生きていけなくなります。
谷川の流れが強い清流では、
汚れた水が入ってもすぐに汚れが浄化されて、綺麗な水になりますが、
これと同じ理屈だと思えばよいです。
生体エネルギーが流れると病が癒される基本の原理です。
明日に続く


葛飾区新小岩 鍼灸治療院 希心院

Copyright 2010 Harikyuu Kishinin All rights reserved.
無断複写、複製、転載を禁じます
- 関連記事
-
- 手のグルグル療法について
- 脾臓の「脾」の役割のパート2です。
- 脾臓の「脾」の役割に移りますと・・
- 「肺」の働きとツボの関係について
- 五臓の役割と影で支えているエネルギーシステムについて
脾臓ってどこにあって、どんな働きをするんですか?
患者様とお話ししていて聞かれることに・・・
脾臓ってどこにあるんですか?という質問と
脾臓の働きってなんですか?というお尋ねがあります。
まず場所ですが、
・・腹部の左上、肋骨のすぐ下に位置しています。・・ですね。
「にぎりこぶしほどの大きさをしたスポンジ状の軟らかい臓器」として説明されています。
西洋医学では、脾臓というのは、
「血液や免疫に重要な役割を果たしている」とされていますが、
東洋医学では、それ以外にももっと重要な役割を担っていると考えます。
もちろん
東洋医学は、気を対象とした医学ですから
西洋医学のように脾臓という臓器だけの役割として説明はしません。
目に見える臓器だけでなくて、
脾臓をエネルギー的にバックアップする働きとして
「脾」という概念で説明します。
この点は、お分かりいただけますか?
ちょっこし・・わかりづらいですかね。
では・・説明を続けます・・・

「脾」は、胃で吸収した食べ物をカラダ全員にめぐらせ
全組織細胞に提供する役割がまずあげられます。
そして、カラダ全身のエネルギーを管理するのも「脾」の役割としています。
ですから、結局「脾」は、肉体の組織細胞すべてに関係をもつということですね。
肉体の不調は、すべて脾のはたらきが低下しているとも考えます。
頭脳とも関係があって、とくに知恵の部分と司るとしています。
一般的な知識の情報処理には、「胆」が司っていますが
「知恵」は、「脾」が司っているとしています。
このように西洋医学では、
目に見える臓器の役割だけをみますが、
東洋医学では、
カラダ全体での役割を多面的に観て
「脾」の役割を考えます。
このように見ますと「脾」は、
とても身体の運営にあたって最重要と考えるのが
東洋医学の特徴ですね。
いくらかご理解いただけましたでしょうか?
「脾」についての
東洋医学の考え方でした。


葛飾区新小岩 鍼灸治療院 希心院

Copyright 2010 Harikyuu Kishinin All rights reserved.
無断複写、複製、転載を禁じます
- 関連記事
-
- 東洋医学の診方 「気主肉従」とはなんです?
- 「腎臓」と「腎」についての東洋医学の考え方について
- 脾臓ってどこにあって、どんな働きをするんですか?
- 電池切れにも関わらずガンバル症候群と鍼灸治療
- 秋葉原駅と東京駅で説明するとツボはどこですか?
身体の節々が痛くありませんか?その原因と風邪の侵入経路の関係とは
おはようございます。
一彩です。
今日は、
久しぶりに・・
風邪の侵入経路の続きです。
前回の続きで
風邪の侵入経路とそれにともなう症状についてです。

今日は、
風邪(ふうじゃ)が
風門→肺兪→膈兪→肝兪→脾兪と
脾臓にまで進入したときに現れる症状についてお話します。
風邪は万病の元・・といいますが・・
風邪(ふうじゃ)がそれぞれのツボを経由すると・・
それだけでちがった症状をあらわすという考え方は
まだまだ一般的ではありませんが・・
このことが理解されますと・・
病を解消する上で・・・とても即効的な効果を発揮しうることにつながります。
是非・・人類が一般常識化したい知識だとつねに思っています。
では・
風門から脾兪にまで・・風邪(ふうじゃ)が脾臓にまで
進入したときには・・
どのような症状を呈するのでしょうか?
明日に続く
【返金保証】
信用を大切にする希心院ならではの
【返金保証制度】あなたの満足度でお決めください。
10回回数券をご利用完了後、初回来院時と症状が全く同じの場合は、「全額返金」いたします。
本人申告(患者さん満足度)で来院時の苦痛を「10」として判定してください。「10」の場合全額返金いたします。但し終了後一週間以内にお申し出されますようお願いいたします。
0120-977-829
つながらない場合は、繰り返しお電話お願いいたします。
亀戸、金町、浅草、北千住、錦糸町、船橋からも多数ご来院されています。
Copyright 2010 Harikyuu Kishinin All rights reserved.
無断複写、複製、転載を禁じます
- 関連記事
-
- 風邪と冷えは、「万病の元」って本当ですか?・はいそうです!! 確信しています。
- 風邪が脾臓にまで侵入したときの症状と鍼灸治療
- 身体の節々が痛くありませんか?その原因と風邪の侵入経路の関係とは
- 【見解】・・・風邪は万病の元・・・
- 続【風邪の侵入経路】・それにともなう症状と鍼灸治療
続【つわり】妊娠するとなぜ“つわり( 悪阻 )”が出るの?原因とツボと鍼灸治療
おはようございます。
一彩です。
今日は
昨日に引き続き
“つわり( 悪阻 )”での解消法のお話です。
妊娠初期の12~14週間は、
吐き気“つわり”はガマンするしかないのでしょうか?
“つわり”を和らげる方法はあるのでしょうか?
伝統のツボはあるのでしょうか?
・・・・・・・
の続きです。

・・・・・・・・・・・・
解決法としては
赤ちゃんと母親のエネルギー体
との間のエネルギー違差を少なくすれば良いというのが
東京 新小岩 鍼灸治療院 希心院(きしんいん)の考えかたです。
ではどうすれば
エネルギー違差を少なくすることが出来るのでしょうか?
つわりの激しい方を診ていますと、
冷え性で、
エネルギー体が縮こまっている方が多いです。
つわりを和らげるためには、
母体のエネルギー体を強め補っていくことが求められます。
このようなツボはあるのでしょうか?
体全身を巡るエネルギー通路を
三焦経(さんしょうけい)
といいます。
そして
全身のエネルギー体
を管理している臓腑は
脾臓と東洋医学では位置づけています。
この双方を同時におぎなのに、
もってつけのツボがあります。
その名を、
中脘(ちゅうかん)といいます。
みぞおちとお臍の真ん中にあるツボです。
このツボをポイントとしてお灸をしますと、
つわりの症状を和らげることができると
昭和の名鍼灸師
故沢田健先生は代田文誌著「鍼灸真髄」の中で述べています。
このツボはとても理にかなっていると思います。
当院では
このツボをポイントとして
冷えを解消する処置と併せて
“つわり”の治療に当たっています。
“つわり”の患者さんには
とても良いと評判です。


“つわり”にも使われる
無痛鍼としての円平鍼と鑱鍼(ざんしん)
“つわり”の症状が激しくてみているのが辛いと思われる方、“つわり”を和らげ出産を望みたい方は、東京 新小岩 鍼灸治療院 希心院(きしんいん)まで、今すぐ、0120-977-829に電話か、help@kishinin.comまでメールでお尋ねください。東洋医学の立場から親切丁寧に説明し、ご相談に応じています。
Copyright 2010 Harikyuu Kishinin All rights reserved.
無断複写、複製、転載を禁じます
- 関連記事
-
- 続【逆子】“安達式逆子治療”の考え方と痛みの全く無い・無痛鍼について・・・【祝妊娠】の特別コースあります。
- 【逆子】“安達式逆子治療”の考え方と98パーセント痛みの無い・無痛鍼について・・・【祝妊娠】の特別コースあります。
- 続【つわり】妊娠するとなぜ“つわり( 悪阻 )”が出るの?原因とツボと鍼灸治療
- 【つわり】妊娠するとなぜ“つわり( 悪阻 )”が出るの?原因とツボと鍼灸治療
- 逆子で鍼灸治療を希望される方へ
糖尿病と鍼灸治療・皇帝病といわれる本当の理由は・・・
おはようございます。
一彩です。
今日は、
糖尿病と鍼灸治療についてのお話です。

西洋医学では、すい臓の機能低下により
インシュリンの値をポイントとしていますが、
東洋医学では、膵臓を管理するのは、
脾臓と考え
脾臓の働きを良くすることと
腎臓の働きをよくすることが、
糖尿病を克服するポイントとみております。
ツボでいいますと、
「脊中」と「陰陵泉」が効能を発揮しえます。
また、糖尿病は、
よく皇帝病といわれます。
この理由は、
美食家であるからといわれていますが、
私は、頭の使いすぎ、思考の疲れもあると見ています。
ですから、
糖尿病を克服するには、
精神的なつかれも同時にとることが大切だと思っています。
鍼灸治療と精神リラックスマッサージが
とても良い効果を発揮するという体験を多くしております。
糖尿病を克服したい方に
東京新小岩 鍼灸治療院 希心院(きしんいん)の
鍼灸治療と精神リラックスマッサージの併用治療をお薦めします。
【返金保証】
信用を大切にする希心院ならではの【返金保証制度】あなたの満足度でお決めください。
10回回数券をご利用完了後、初回来院時と症状が全く同じの場合は、「全額返金」いたします。
本人申告(患者さん満足度)で来院時の苦痛を「10」として判定してください。「10」の場合全額返金いたします。但し終了後一週間以内にお申し出されますようお願いいたします。
Copyright 2010 Harikyuu Kishinin All rights reserved.
無断複写、複製、転載を禁じます